平成22年6月17日 網走市立潮見小学校学校便り「輝け!潮見っ子」第50号より
心がホッとステーション ◇ゴミが少ない?
運動会終了後、PTA役員で会場を1週しました。ほとんどゴミが落ちていませんでした。「今年は、お客さんのマナーが良かった。校長先生、学校便りのホッとステーションに書いたらいいですよ。」と言われたので、職員室に戻り、このことを先生方に話したところ、後で5年生の先生が寄って来て、「いい話に水を注すようで申し訳ないのですが、PTA役員の人が回る前に5年生でゴミ拾いをしました。結構たくさんありましたよ。」と言われました。???
◇おじいちゃん、おばあちゃんの楽しみ
「校長先生ですか、○年生の孫がお世話になっています。孫がどうしても見に来てほしい。と言うものですから来ました。天気がよくていい運動会ですね。」と声をかけられました。すると横でお母さんが「『どうしても来たい。』と言ったのは、おじいちゃん、おばあちゃんの方なんですよ。私たちだけなら、場所もお弁当もそんなにこだわらないけど、みんなが来るとねぇ~。」と言っていました。これが小学校最大イベントの運動会です。
シリーズ「いきいき子育て」
~子どもの目線に立つのと同じ言葉遣いをするのは別です~
子どもはよく「おはようございます」のことを「おっはあ」などといいます。テレビの影響でしょう。友だち同士でのあいさつだけでなく、親や先生にも使っています。それに応えてお母さんも「おっはあ」といっていますが、これはどうなのでしょう?
お母さんの中には「うちは友だちみたいに仲がいいんですよ」と自慢する人もいますが、それは違うと思います。友だちのように子どもと話すのが、子どもと良好な関係を保つ秘訣だというのはお母さんの勘違いです。友だちと母親は違います。
友だちはたしなめませんが、母親は子どもをたしなめます。間違ったことをしたらその場で「それは違います」と諭すのがお母さんなのです。
子どもを叱るとうまくコミュニケーションがとれなくなると思っているお母さんが結構たくさんいます。それでついつい優しくしてしまうのです。優しくする方が叱るよりずっと楽だからです。友だちのようなお母さんというのは、実は子どもを叱れないお母さんなのです。お母さんに叱られたことがなく、友だちのように付き合って育った子どもは、いったいどうやって善悪の判断を身に付けていくのでしょうか?
いくら「人をいじめないようにしましょう」といっても、子どもは何がいじめになるかわかりません。「遊び」か「いじめ」かその境目があいまいなことが多いのです。その場で「それがいじめです。いじめてはいけません。」と叱るのが、子どもにしたら一番わかりやすいでしょう。
子どもは悪いことをして叱られながら善悪の判断をつけていきます。これは友だちではできません。(「母の品格」 多胡 輝 著より)
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