2016年6月25日土曜日
花だより 夏編 (エゾキスゲ・エゾスカシユリ・ハマナス) 2年生のランドセルとあいさつで人を大切に
網走市立潮見小学校 学校だより「輝け!潮見っ子」 平成23年4月27日86号より
《2年生のランドセル》
黄色の安全カバーをはずした2年生のランドセルは、色とりどりです。同じ色でもデザインも少しずつ違い、使いやすいようにいろいろ工夫されています。「すごいねえ~。6年生まで背負うんだよね!」と聞くと、隣にいた4年生が「いいや、3年生くらいまでだよ。」と言うので、「どうして?」と聞くと「みんなそうだし、けっこう重いんだよね。」と答えました。重いランドセルを低学年が背負って、体力のある高学年が軽いリュックを背負うとは?
黄色いカバーを付けていると、「あっ、1年生だ!」と遠くからでもすぐ分かります。
色とりどりのピカピカのランドセルは2年生です。5年生で1/3、6年生では1/4の子がランドセルを背負っています。まだ輝きを失っていません。いいものは長く使えます。背負いたくても背負えなかった1年生もいます。ピカピカのランドセルをプレゼントしてくれた全国の伊達直人さんもいます。高価なものです。大切に長く使ってほしいと思います。購入資金を出した祖父の気持ちになってのお願いです。
シリーズ「のびのび子育て」 尾木ママの『叱らない』子育て論より
???心のこもったあいさつ???
ある学校に教育現場の視察に行ったときのことです。廊下のはるか向こうから大きな声で「ちわ~す!」とある女子生徒に次々とあいさつされました。案内してくれた校長先生は得意げな顔でおっしゃいました。「尾木先生どうですか!うちの生徒は元気よく、しっかりあいさつができるでしょう。」たしかに元気いっぱいのあいさつ。でもその子たちのあいさつに何も感じませんでした。しっかりしたあいさつだとは思いませんでした。
その日の午後、別の学校に行きました。ある生徒がすれ違うときに、私の目をしっかり見て、「こんにちは。ご苦労様です。」15度くらい静かにしっかり“目で”おじきをしてくれました。その姿がとても清々しく、とてもいい気持になりました。でも、決して大きな声ではありませんでした。
二つとも確かにあいさつですが、何が違っていたのでしょうか?それは“心”です。あいさつはカタチではないのです。「大きな声であいさつしなさい!」とカタチだけを求めて、それで“よし”としてしまうのは根本的な間違いです。言葉はなくても相手の顔と目をしっかり見て、ニコッと笑顔で目礼するだけでも素晴らしいあいさつです。大切なのは声の大小ではなく、相手の心に届くようなあいさつができるかどうか。つまり相手を思う“心情”になっているかどうかです。あいさつは、心と心が触れ合うコミュニケーションが子どもたちのイキイキとした生活力や自立性につながっていくパワーになります。心をつなぐあいさつができる子は、自分で計画を立てて、勉強もできるようになるし、目標や目標を掲げて生活できるようになります。
《3つの「あ」を大切に》
あいさつで人を大切に あとかたづけで物を大切に あんぜんで命を大切に
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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