2016年6月21日火曜日

花だより 春編(5) 梅 黄梅 さつきつつじ 母の品格(清々しさ)


平成22年5月14日 網走市立潮見小学校 学校だより「輝け!潮見っ子」 第45号より
*心がホットステーション*
1年生(生活科)「学校たんけん」はじまる!
 「ここが校長室ですよ。廊下からも職員室からも入れます。どうしても校長先生とお話したいときは、ノックをして、きちんとあいさつをして入るようにしましょう。今、校長先生はお仕事しているので、お話は後で聞きましょう。」と担任の先生が廊下で説明しているのを聞いていました。
 休み時間に1年生の教室に行くと「校長先生のお仕事って何なの?」と聞かれました。「う~ん、簡単には説明できないね。」と言うと「今度ゆっくり聞きに行くからね。」と言われました。
シリーズいきいき子育て  「母の品格」 (多 湖 輝 著)より 
 すがすがしさって何ですか?
 「品格」とは、気取った話し方やすました態度のことをいうのではなくて、稟とした清々しい心のもちようなのだということです。
 「品格」のない若いお母さんたちをあちこちで見かけるようになりました。スーパーマーケットで売られているぶどうを一粒とって、そのまま口に入れた子どもがいました。その様子を見ていたお母さんがこう言ったそうです。「あっ、ダメ。洗っていないから汚いでしょ!」
 そばにいた店員が見かねて「そんなことされたら困ります。」と注意をすると「食べられて困るなら、きちんとラップして売って下さい。」と食ってかかったといいます。
 なんとも殺伐とした光景ですが、最近こんなお母さんがわりとたくさんいるようです。
「自分の子どもは悪くない。悪いのは周りの人たち」という理屈にならない理屈をふりまわして、子どもをかばっているお母さんたちです。
 「ぼく(わたし)悪くないもん」という未熟な精神状態のまま大人になってしまった人たちが、はたしてこの国を支えていけるかと考えると、気持ちが悪くなります。マナーを身に付けない、そして、ルールを守れない子ども、わがまま放題で自由をはき違えた子どもが再生産されていくことになります。
「品格」のある人間とは、しっかりとしたマナーを身に付け、きちんとルールを守れる人をいいます。人に対する優しい気持ちや世の中のルールを教えられるのは家庭しかありません。それを子どもに身に付けさせるのが「しつけ」なのです。
 やっていいことと悪いことの区別を教えられるのは何をおいても家庭なのだということを是非わかっていただきたい。




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