平成18年度 斜里朝日小学校便りから
【心がホッとステーション】
***本の整理***
3階の本棚があまりにもぐちゃぐちゃでひどかったので整理をしていたら、「校長先生、ぼく手伝います。」と言ったのは児童会長でした。「さすが児童会長!」と褒めると「私もやります。」「ぼくもやります。」とお手伝いさんがどんどん増えてきて、あっという間に片づきました。「よし、今日はこれくらいにするか」と言うと「まだまだ、シリーズの本がバラバラになっているので、一緒にした方がいい。」一人が言うと、「そうだね」と仕事熱心な子どもたちは、さらに作業を黙々と続けました。「朝日の子はえらい!!」
本と言えば、午来町長が勇退を記念して自伝「大地の遺産」~知床からのメッセージ~を出版。この本には、生い立ちから自然保護運動への目覚め、知床の世界自然遺産登録までの道程が詳しく綴られています。10年後、20年後を考える政治家は、そんなに多くない。まして、50年後100年後を考える政治家がこの国に何人いるだろう。午来町長は、100年後、いや1000年後の知床の森のありようを思い描きながら仕事をしてきた。(まえがきから)
知床の深い森から、人と自然のあり方を思考し、人々と共に行動してきたミスター 知床が語りおこす、迷走する「美しい国」への、熱く深くまっすぐなメッセージ
“私は、ウトロの開拓農家に育ち、貧困の中で中学しか出ていないけれど、大切なことは、みんな知床が教えてくれた。 大自然と毎日五感でふれあっていたことが、私のものの見方、考え方、そして、生き方を決定づけた。”
この言葉は、是非斜里に育つ子どもたちに話して聞かせてあげたいと思いました。さっそく全校朝会のネタとします。この本を読んで、午来町長の人となりがよ~く分かりました。
【シリーズ「いきいき子育て」】
《子育ては母親の仕事 そう思っているお父さんは要注意! ~家庭教育手帳より~》
家庭での父親の存在感が薄いことが指摘されています。母親だけに子育ての責任をゆだねて、父親の理解や協力がないままでは、母親の子育てに対する不安感や負担が増したり、母と子の関係が密着しすぎたりすることにつながる心配があります。
父親がもっと家庭の中での役割を積極的に担い、夫婦でしつけについてよく話し合っていくことが大切です。
そのためにも、夫婦はお互いに尊敬し合い(愛し合い)、子どもの前で相手をけなしたり、見下したりすることのないように気をつけましょう。 ~夫婦で共同して子育てをする~
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