2016年7月2日土曜日

花だより 夏編(4) こども安全ネットワーク


平成22年 網走潮見小学校 学校便りから

【心がホッとステーション】 潮見こども安全ネットワーク会議から
 葛西さんが、登校時の街頭指導をしていると「おじさん、がまんできない。もれちゃうよ!」「よし、わかった。一番近くの松岡さんの家でトイレを借りてあげる。」と言うと「ダメ、そこまで持たない!!」こんなことがよくあるそうです。トイレに行く暇もなく、あわてて家を出てくるからでしょうか? 
 コミセンの黒田事務局長さんは、学校の帰りに「トレイを貸して下さい。」と来る子がいます。「どうして学校でしないの?」と聞くと「学校のトイレに入るのがイヤ!」とか「みんなと一緒に帰るから、トイレに行けなかった!」と言うそうです。 
 葛西さんからもう一つ
「おじさん、どうしてそんなにオレのこと怒るの?」と言われたことがある。「事故に合わないように注意しているんだよ。“怒る”とか“叱る”と“注意”とは違うんだよと言ったんだけどわかってもらえたかなあ~。」と気にしていました。
 こうした地域の皆さんの活動は、即効性は薄いかもしれませんが、漢方薬のようにじわ~っと効いていくものだと思います。毎日の街頭指導、青色灯(車)による巡回、声かけ運動、本当にありがたいことです。これからは午後5時以降の「家に帰ろう!」の声かけ運動に力を入れてくれるそうです。
 前回、“ひでおさんありがとう”の旗を作ってプレゼントした1年生を紹介しましたが、こうした地域の皆さんへのお礼は、「おはようございます」「ありがとうございます」の子どもたちの元気なあいさつです。

【シリーズ「いきいき子育て」】 “尾木ママの『叱らない』子育て論”から
 1年後ではなく、「とりあえず明日の目標」を立てる。
 心理学でも言われていることですが、1年という期間での目標よりも「大目標」「中目標」「小目標」と段階的に目標を立てたほうが計画の達成度がぼく(尾木先生)は、こう見えてもけっこう足が速くて、教師時代も陸上部の顧問をしていました。その時の経験からお話します。
◆一番大きな目標“大目標”を「地区予選を突破して県大会に出るぞ!」と掲げると、県大会に出るためにはどんな成績が必要になるかを設定するのが“中目標”「今度の市内の大会で3位以内を目指す」となります。市で3位を目指すとなると、そのために必要な練習や弱点を克服したり長所を伸ばすトレーニングを具体的に考えなければなりません。「毎日ランニングを7キロ走る」「瞬発力をつけるのにインターバル走を50本する。」このように日々やり遂げないといけない具体的なものが“小目標”です。この3ステップで目標を立てることが大切です。ただ漠然と「県大会に出たい!」では、なかなか成果は出ないのです。
 ≪頑張ればなんとか達成できる内容(目標)にする≫
 教育学・心理学では、“セルフエスティーム”と言います。「自分はできる、やれる」という感覚が、子どもたちの力を100%以上引き出してくれます。
 “算数をがんばる!”という目標を立てた子がいます。算数ができるように具体的にどんなことをがんばるか?それが大事な小目標です。



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