【平成19年度 斜里朝日小学校の学校便りから】
《心がホッとステーション》
~花は美しい 月も美しい それがわかる心が美しい~
ご近所に手入れの行き届いたきれいな庭のある家があります。玄関に入るといつも花が飾られている家があります。主の人柄が偲ばれます。
花を見て“美しいと感じる心”を子どもたちに育てたい。と思います。それには、まず大人が心に余裕を持たなければなりません。花壇管理は主に校長の仕事でした。若い頃は、“土いじりは年寄りの仕事”と思っていました。今では、すっかり好きになってしまいました。
《お得様サロン》
「校長先生、私の名前、覚えた?」「え~と、“ふじわらのりか”だったかな?」
「え~?何、冗談言ってんの!男子には“きむらたくや”て言うんでしょ!早く覚えてよ!」
なかなか覚えられないので、子どもたち一人一人の名前を書いて、顔写真を撮りファイルにして、覚える努力をしているところですが、これもなかなか難しいです。
《シリーズ「いきいき子育て」》 ~礼儀正しく~
「みっともないでしょう。はずかしいと思いませんか。行儀良く食べなさい。」「笑われますよ。あなたの食べ方は、礼儀知らずと思われますよ。」これは、日本人のお母さんやお父さんが、あるレストランで子供に話している言葉です。
「やめなさい。隣の人が、いやな思いをしますから、礼儀正しく待っていなさい。」「他の人に迷惑をかけるようなことはしてはいけません。
食事中のマナーを守りなさい。」これはイギリス人の親が子供に話す言葉です。日本人とイギリス人では、注意する言葉が違っています。日本人は、笑われてはいけない。イギリス人は、他の人の心をいやな思いにしてはいけない。ということになります。注意の仕方は違っても、自分の周りの人に不愉快な思いをさせない。ということでは同じです。
礼儀正しくすることは、教養が高くなり、しつけが行き届いたときにできるものです。約束事ですから、約束した事柄を知らなければなりません。子供の頃から、一つ一つ約束を覚えて、大人になるまでに全部覚え、それを日常の生活の中で正しく実行するようにしたいものです。
1学期は、「あいさつで人を大切に」を子供たちに語りかけてきました。「朝、子供たちから『おはようございます』と声をかけてくれます。」と近所の方から言われました。定着しつつあることにうれしく思いました。あいさつも、「あっ、先生だ。あいさつしよう」と頭で思ってから言うのではなく。かけ算九九の「2×2=4」が暗唱してぱっと出るのと同じように、自然に人と出会ったら「おはようございます」と言えるくらいに体の中に染み込ませることが大切です。
礼儀を身につけるのも夏休みの大切な学習の一つです。
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