《平成19年 斜里朝日小学校便りから》
~夏休みの過ごし方~
夏休みとなると、とかく家庭では、子どもに対して放任するか、構い過ぎの傾向になりがちです。 学校からは、「子どもに自主的に生活させるようにして下さい」と子どもたちが計画した一日の生活表や夏休みの学習計画を終業式に持ち帰えらせます。
担任からは、「無理のない計画を立てて頑張って下さい。」というコメントが付いていますが、実際に守れるのは何日あるでしょうか?
生活リズムは、それぞれ家庭で違います。夏休みだから特別にしないで、起きる時刻、寝る時刻など学校に通っているときと同じリズムにすることです。
「夏休みは、遊んでいればいいの?勉強、勉強でかわいそう!」て本当?
「学校で勉強して、帰ってきたら塾へ行き、お母さんからは毎日のように『勉強したの?』と言われ、遊ぶ暇もありゃしない。これも一流大学に入るため、一流会社に就職するため・・・。それより子どもにもっとゆとりを・・・。」とはじまったのが教育改革?と皆さんは理解されているのではないでしょうか?しかし、勉強ばかりしている子を私はこれまで見たことはありません。
教育改革の重点の一つに、~ゆとりある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実させる。~とあります。
どうもこの「ゆとり」の解釈が間違っているように思います。教科書の内容は易しくなりました。その分、基礎的基本的な内容を確実に身につけることが求められています。端的に言えば、これまでテストで80点くらいとっていればよかったものが、今は100点でなければならないということです。 先進国の中で、家庭学習の時間が一番短いのが日本の子どもです。「学力低下で日本は滅びる」と主張する人もいます。だからと言って「1日4~5時間も勉強しなさい。」というのではありません。終業式で渡した通信簿で、どんなところがよかったか?どの教科のどの部分が不十分なのかよく見て、足りないところは、休み中に是非補って欲しいと思います。1日の生活表の中で、午前中は勉強時間に当てましょう。お父さんの仕事が○○なら、子どもの仕事は勉強です。
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