【20年度 斜里朝日小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》
~日本人なら夏は“ゆかた”だけど?~
女の子が、髪を結い、ちょっと薄化粧をして、浴衣を着るとねぷたや盆踊り、お祭りにはよく似合う。テレビでよく外国人に浴衣を着せているシーンをよく見る。(着物=日本)しかし、着せることのできる日本人は何人いるのだろう?
夏休み札幌に行ったとき、ちょうど花火大会で浴衣姿の男女を多く見かけた。大変結構なことだが、残念ながら着方がだらしない。今は帯もワンタッチ式で着やすいのだろうが、自分で着たのではないだろう?親に着せてもらったとしたら寂しい限りだ。特に男の子の浴衣姿は最低である。寝間着よりまだ悪い!
母が「ちょっと来なさい。みっともない着方をしないのよ。男の帯は腰で締めるのよ」と言いながら着せられたことを思い出す。そんな母は、私が成人したとき着物と浴衣を作ってくれた。必要性は全く感じなかったが、それでも小さい頃からの習慣なのか今でもお盆やお祭りになると着る。
浴衣を着て、ブランドバックを持って、茶髪、ピアス、ネックレスは、まだ許せても、浴衣を着るならきちんと粋に着て欲しい。「そんなこと思うのは、歳をとった証拠よ。」と妻は言う。
《シリーズ「いきいき子育て」》 「母の品格」 多湖 輝著より
~子どもが風邪をひいたとき、学校に行かせる親とそれを非難する親~
風邪をひいたときにするマスクには3つの効果があるそうです。
一つは、人から風邪をうつされないため 二つ目は、人に風邪をうつさないため 三つ目は、マスクをすることによって「わたしは風邪をひいています。」と回りの人に知らせるためです。
「風邪をひいている子どもを学校に来させるな」と行ってくる親がいます。自分の子に風邪をうつされたくないからです。一方で「子どもは熱があるのですが、私は仕事に行かなければならないので、学校に行かせますからよろしく」と電話を掛けてくるお母さんもいます。“学校で何とか看病して下さい”ということなのでしょうか。でも、電話してくるお母さんは、まだいい方です。熱でふらふらしているのに学校に来る子もいます。電話をして迎えに来てもらおうとしても家族が留守。ということがよくあります。
みんな自分の立場だけを主張して、責任を人に押しつけてしまっているようです。言えば学校が何とかしてくれるだろうということなでしょうが、それを考えるのは学校ではありません。それぞれの家庭で考えることです。
子供たちは、先生も含めて集団生活をしているのですから、風邪をうつしたりうつされたりすることは「おたがいさま」でやむを得ないことです。そうやって免疫力を高め風邪をひきにくい体をつくっていくわけですから、悪いことばかりではありません。みんなおたがいさまなのだと考え、ちょっとだけ相手の立場に立って考えてみることができないでしょうか。
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