2016年8月24日水曜日

花だより 夏編(34) オオマチヨイグサ 思春期 


【平成18年度 北見若松小学校 学校便りから】
《シリーズ「いきいき子育て」》
思春期は自分探しの旅  思春期は親ばなれのとき~ 
 思春期(小学校高学年から)になると自分の考えで行動し始めます。いろいろなことをやってみたくなるときです。
《思春期の行動や言動》 行動範囲は広くなり、言動も大人っぽくなります。目配り、心配りをしっかりして見守ることが大切です。親は善悪に基づいて、正しく行動することを意識し、行動と言動を一致させることです。子どもは、親の言うこと、やることをちゃんと見ています。
《親が生活を正す》 思春期は大人になりかけているときです。親が少しでも強く注意すると嫌がり、話を聞かなくなります。子どもは親が育てたとおりに育ちます。子どもを正しく育てたいのなら、親が生活を正していくことです。親がだらしなく生活しているのに、子どもの態度や行動をガミガミ注意するばかりでは、子どもの反発心しか育ちません。
《子どもは親のコピー》 ☆どうしてこんな子になったんだろう。ほしい物は与えているのに?
 幼児期に関わった程度が、思春期に結果(答え)となって、ブーメランのように戻ってきます。偉い人に聞いても答えは出ません。親の心の中に答えがあります。
《子どもが問題行動を起こしたとき》 ★友だちが悪い。学校が悪い。担任が悪い。霊がとりついているらしいなどと、人のせい、物のせいにする間は答えが出ません。原因は、生活の中にあるのです。
 小さい頃からいろいろな習い事をギュウギュウ詰めにした。泣いて嫌がることを親は無理矢理やらせた。親の都合のいいように生活しているのに、子どもにはガミガミと要求ばかりしている。
 自分の心を改めない限り、いつまでも解決しないのです。人の心を動かすには自分の心が変わることです。
《立派な大人を育てるために》 親の言うこと、することが、生きるための基本になります。「三つ子の魂百まで」と言います。小さいときに教えられたことがそのまま、思春期に結果となって現れます。どんなに世の中が進歩しても生活の基本は不変です。気づいたときがチャンスです。今からでも十分間に合います。
《親が育てたように子どもは育つ》 子どもは親の芸術品です。どのような結果が出ているのでしょうか。
 ☆気が弱く、人の言うなりになっている子 ☆自己主張が強く、わがままな子 ☆思いやりの心を持ち、誰とでも仲良くなれる子 ☆人の話をよく聞き、自分の考えをきちんと伝えることができる子といろいろです。
 子どもは勝手にそうなったのではないのです。子どもは親が育てように育つのです。
 (家庭教育カウンセラー  内田玲子の家庭教育カレンダーより)

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