2017年2月23日木曜日
花だより 黄梅 読解力が危ない
読解力が危ない SNSに没頭 長文読まず (読売新聞 2017/02/16・17)
~スマホに没頭しているのは、若い子だけではない。ビジネスマンからシニアまで、レストランでも駅や電車の中、道ばた、休み時間はもちろんのこと、暇さえあれば、スマホと睨めっこ状態である。小学生も(大統領も)例外ではない。確かに便利ではあるが、弊害はないのだろうかと思っていると、読売新聞で「読解力が危ない」という特集でこんな記事が載っていた。
スマホのLINEのチェックに一日4時間ほどかけるという女子高生がいる。返信は『了解』も『り』で済ませるらしい。
SNSは、いずれも瞬時に短いメッセージを発信できる利点はあるが、長文のやりとりには適さない。
2016年12月に公表された国際学力調査の結果では、日本の15歳の読解力は4位から8位に低下。文科省が原因の一つに、スマホの普及に伴う長文を読む機会の減少を挙げた。
平日にスマホを2時間以上利用する高校生の割合は、66.8%、5時間以上は、12.5%となっている。これに対して読書量は、年々減少傾向が続いている。
専門家は、スマホゲームにはまった若者の姿が目立ち、学力が落ちる傾向にある。また、スマホが側に置いてあるだけで、「メールが来ないか」などと気を取られ、注意力が低下する。さらにスマホ操作中の脳の血流量を測定したところ、論理的な思考を行う大脳の前頭前野が眠っている状態になっていたという。
脳が発達する18歳くらいまでは、スマホの使用を制限し、しっかりした文章を読む環境を作るべき!と訴えている。~
現実問題として、スマホの使用を制限するのは難しい。テレビが普及してきた1960年代にも同じようなことがあって、子供のテレビの視聴時間を制限しようとした。ちょうど我々の年代である。~明日に続く~
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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