~平成12年の作品~
【平成20年度 網走市立潮見小学校 「校長室花だより」から】
慎(つつし)みはゆとりの心から ~~~葬儀でのお説教から 第2弾~~~
肥大した欲望が、個人を、人類を押しつぶしかねない今日の世相です。
感情をコントロールできない短絡的な行動(最近の悲惨な事件)に唖然とするばかりです。
今は「慎み」という言葉は、死語になってしまったのではないでしょうか。
「慎み」とは、感情の高ぶりをこらえることであり、他人の思わくを気づかうことです。慎みは、心のゆとりから生まれてくるものです。目の前のことだけでなく、先を考える余裕、自分のことだけでなく、周りの人のことを考えるゆとりから出てくるものです。
慎みある生き方が、結局のところ一番確かな、長続きする道だということを忘れてはなりません。豊かな時代だからこそ、子どもには、我慢することを覚えさせる必要があります。それが自分をコントロールする第一歩です。そのためにも、先ず大人が慎む姿勢をしめさなければなりません。
*年をとるとお寺さんの説教を注意深く聴くようになるのです。
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