~平成12年の作品~
【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》
体調を崩した交通指導員の葛西さんに代わって “街頭指導”
“月曜日は、お母さんといっしょ?”
朝、横断歩道のところまで子ども一緒に来たお母さんが、「いってらっしゃい!」と女の子に声をかけました。ところがお母さんは、ずっと手を振って帰ろうとしません。女の子が、何度も何度も振り返って、お母さんの姿を確認しているからです。
その日は月曜日でした。土日、きっとお母さんと楽しい時間を過ごしたのでしょう。大人だって、月曜日は、仕事に行くのが嫌なときがあります。「行きたくない。」と思う気持ちはよく分かります。
このお母さんは実にえらい!!
「何を甘えたこと言ってるの!さっさと支度して行きなさい!」こんな会話が毎朝あるのはないでしょうか?(特に月曜日は) このお母さんは「途中まで、一緒に行ってあげるからね。」と言ったのでしょう。そして、子どもが安心できるように、ずっと見ていたのです。
これがベストかと言えばそうでないかもしれません。お母さんにお仕事があれば無理ですし、高学年になれば「何、甘えているの!」と突き放すことも必要です。
でも、この子は、きっと優しい子になります。まさに「これでいいのだ!」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿