2017年10月14日土曜日

花だより ユウゼンギク モミジ 自分の行動に責任を取る


【平成26年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《シリーズ「イキイキ子育て」》
 「子どもが育つ!簡単で大切な50の方法」より(ジャン・ダーガッツ著) 
 ~自分の行動に責任をとらせる~
 子どもは自分の行動の責任をとらされると、「お父さんとお母さんは僕(私)が自立していると考え、自分の行動の責任をとる能力を持つ人間として認めてくれている。」と思うようになります。
 たとえば、子どもが野球をして遊んでいて、近所の窓ガラスを割ってしまったら、いっしょにその家に行って子どもに謝罪させましょう。窓ガラスの費用の一部をおこづかいから出させるのも、子どもにとってはよい経験になります。もし子どもが遊んでいるときに友だちの物を破ったり、壊したりしたら、その子どものところに行かせて、どんな償いをするか話し合いをさせましょう。「ごめんなさい」と言うだけで済むこともあるかもしれませんが、場合によっては、子どもが何らかの形で弁償する必要があるかもしれません。
 相手のいる前で子どもの間違いや悪い行動を簡単に片付けると、子どもに「それは重要なことではない。」というシグナルを送ってしまいます。また、子どもは何歳であっても、親が子どもの罪をかぶると、「自分が何をしても、かばってもらえる。」という甘えが生じます。どちらのやり方も、子どもに責任感を持たせることができず、自分の不適切な行動を正当化することにつながります。
 子どもが自分の行動に責任をとり、被害に対して弁償をするとき、自分の間違いを直視し、それを解決することによって精神的により強い人間になることができます。
 自分の価値を認識し、自分に自信のある子どもは、自分の間違いを直視し、悔い改め、相手の許しを求めることができるのです。

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