2017年10月8日日曜日

花だより サラシナショウマ 野菜の収獲 アンパンマン


【平成24年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《シリーズ「イキイキ子育て」》
 純真な心 最期まで アンパンマンの作者
    やなせたかしさん 死去
 東日本大震災にアンパンマンの歌が被災地に流れ、子どもたちが元気になったと聞いて喜び、『死ぬまで現役を続ける』と宣言された漫画家で絵本作家のやなせたかし(本名・柳瀬嵩=やなせ・たかし)さんが、13日心不全のため、東京都内の病院で死去されました。
 アンパンマンは“世界最弱”のヒーロー 
 ちょっと汚れたり、雨にぬれただけでも、ジャムおじさんに助けを求める。でも、いざというときには、自分の顔をちぎって食べてもらう。そして戦います。それは私たちも同じ。みんな弱いけれど、そうせずにはいられないときもあるのです。
アンパンマンを知らない子どもはいません。あれほど幅広く、子どもたちに親しまれるキャラクターを作れる人はほかにいません。しかし、73年に「アンパンマン」の最初の漫画絵本を刊行したとき、大人たちには大変不評でした。ところが、各地の幼稚園では絵本がボロボロになるまで読まれたそうです。人気に火を付けたのは純真な幼い子どもたちでした。アンパンマンといえば、ばいきんまんやドキンちゃん、しょくぱんまんなどの多くのキャラクターですが、登場キャラクター数1768は、ギネス世界記録に認定されています。これは晩年まで創作意欲が衰えなかった表れです。
「どうしてアンパンマンが好きなのか?」と3年生の女の子に聞きました。
「なぜだかよくわからないけど、きらいな子はいないよ。アンパンマンの歌だってみんな知ってるよ。」
 アンパンマンは人に優しく、勇気を分け与える。そんな姿を、子どもたちもきっと学んでくれるはずです。やなせさんは、90歳にして童心を忘れない人でした。生前「子どもたちが遊ぶ下で静かに眠りたい。」と語っておられたそうです。


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