【平成27年度 北見市立北小学校 校長室だよりから】
全国小学校長会研究協議会(山口大会)に参加して (10月22・23日)
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演)の舞台になっている長州(山口県山口市)に全国から2600人の小学校の校長が集まった大会に参加してきました。日本の教育が抱えている課題など、難しい内容を2日間にわたり、講話を聞いたり、意見交換をしたりしてきました。
難しい話は別にして、分科会のグループ討議のとき、千葉県船橋市、鹿児島県奄美大島の校長先生と一緒になり、休み時間にこんな話をしました。
「船橋市と言えば、ふなっしーが有名ですよね?」
「公認キャラを申請したけれど、断られたようで、船橋市には、別に公認キャラクターがいるのですが、知名度はまったくない!公認されなくてよかったんですよ。今は超売れっ子で市の長者番付では、1位じゃないですか?ある梨農家の庭先に着ぐるみが干してあったという話がありますよ。」と裏情報をもらいました。
「奄美大島といえば、カラオケバトルで有名な歌手の城 南海(きずき みなみ)さんの出身地ですよね?」
「奄美は、とにかく何かあると、泡盛と島唄と踊りなんです。小学校の「総合」でもやっています。歌の上手い人は、たくさんいます。三線もほとんどの人が弾けますよ。島唄は沖縄だと思っている人が多いようですが、奄美が本場ですから…。」と奄美の自慢話がしばらく続きました。
「帰るとすぐ学芸会なんです。」
「えっ!学芸会ですか?うちの方では、音楽発表会とか学習発表会はやっていますけどね。もう学芸会はやっていません。秋は運動会ですね。」
日本は広いです。ところ変われば…です。北海道では当たり前のことが、他の地域では珍しいということがたくさんありました。朝、登校する子どもたちの集団に出会いました。小学生は制服を着ていて、先頭は交通安全の旗を持った6年生です。山口県では、集団で登下校していました。
『おいでませ山口』 幕末、日本を大きく動かす歴史舞台となった山口県には、志を胸に懸命に生き抜いた先人たちの熱いエネルギーが今もなお息づいている感じがしました。“志を立ててもって万事の源となす” 自分のことより、天下国家を大事にして、松下村塾を主宰し、幕末・維新に活躍した多数の志士達(久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など)を輩出した吉田松陰は、わずか30年の生涯でしたが、その感化力は、世界史上でも類がなく、不世出の教育者として知られています。
私は間もなく60歳の還暦を迎えます。吉田松陰の倍生きていますが、この差は何かな?と反省した旅でした。山口は連日25℃を超える暑さでした。北見に戻るとこの寒さです。堪えました。
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