2021年12月11日土曜日

花だより 日本人の勤勉さは過去の話 ヤドリキ

 

   ~日本人の勤勉さは過去の話~
 🤷‍♂️経済協力開発機構(OECD)の「生徒の学習到達度調査」(PISA)で、日本の高校生の学力が、世界のトップクラスから転落してから、文科省は、躍起になって学力を上げる取り組みをしていますが、そんな簡単に学力は上がりません。特に目立ったのは、科学への興味、関心のアンケート調査では、日本はほとんどが最低レベル。「科学に関するテレビを見る」「科学に関する雑誌や新聞の記事を読む」「科学を話題にしているインターネットを見る」で、いずれも最下位となるなど、日本の高校生の社会への無関心ぶりが問題になりました。これではノーベル賞を受賞するような科学者はもう出ないかもしれません。
 ~勉強ができるようになるために手っ取り早い方法はない~
 かけ算九九は、何度も唱えて覚えるもの、漢字は何度も書いて覚えるもの、これは昔から変わらない。“学問に楽な道(王様が歩くために真っ直ぐで平らにした道)などない”という教えです。
 子どもたちの勉強時間(家に帰ってからの)が減少しているのは、全国学力学習状況調査で明らかになっています。特に北海道の子どもは、全国平均から比べて少ない。家庭環境が良くなって教育にお金をかけることができるようになっても、パソコンやスマホなど便利なものが普及されても、勉強しなくて成績だけ上げようとしても無理な話です。
 👀「勉強はできなくても、健康で心優しい子だったらいい!」と言う人もいますが、健康で心優しい子は、勉強もできます。髪を染めて制服が乱れているのに学校一の秀才という生徒を見たことがありません。子どもの仕事は勉強です。「勉強しなさい」と言っても子どもはなかなかしません。言わなければ、全くしません。最近テレビのクイズ番組を見ていると最も常識的な問題もできない若い芸能人がいて唖然としました。勉強するのは子ども、させるのが親、教えるのは教師です。

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