~粋で素敵な年賀状~
12月に入り、そろそろ年賀状を準備する頃になりました。退職して5年が経ち、友人からの年賀状に「賀状は今年限りとさせていただきます。」とありました。年金暮らしになって、冠婚葬祭の付き合いを控えていくことにしたり、近頃は、年賀状の是非論もあり、単なる儀礼と考えてやめる人も多いようです。
江戸商人たちが真っ先に送った先は、取引で思わしくなかった人やトラブルのあった人など、気まずい思いをした人たちだったそうです。なかなか出来ないことを、たじろがずに出す勇気、不穏な状態になったときの決断力!人情味のある江戸商人たちのこうした真の優しさこそ、粋で素敵なしぐさです。
最近は、手書きする人がめっきり少なくなり、そういう私も退職してからは、枚数も年々減らしていますが、表書きもパソコンです。普段疎遠にしている人だからこそ、一言添えて、互いの安否を気遣い、新年の言祝ぎとその喜びを交わしたいものです。
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