「こども園の先生になりたい」
学校の先生の成り手は不足していますが、こども園には、幼児施設で働く夢を持った実習生が毎年やってきます。最近は男子も増えていますが、今も女子の憧れの職業の一つです。
幼児施設には、保育士(保育所)、幼稚園教諭(幼稚園)、保育教諭(こども園)の3種類あります。共働きが増えた現在、子育て家庭からのニーズ増加によって幼稚園と保育所が一体となった「幼保連携型認定こども園」が増加しています。
こども園で働く場合は、資格が必要です。しかし「保育教諭」という資格があるわけではなく、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得する必要があります。ですから保育教諭は「保育のプロ」といえます。働く場所によって呼び方が違うことから、幼児施設の先生を「保育者」と呼んでいます。
将来、今の職業のほとんどがロボット(生成AI)に代わると言われていますが、幼児施設で子どもに携わる職業は無くならないでしょう。しかし、憧れだけでできる職業ではありません。大変な職業です。子どもを預かり、子どもの園の生活を通して基本的な生活習慣が身に付くように指導したり、身の回りのお世話をしたりします。その中で、子どもの健康状態や行動に常に気を配ります。安全の確保は重要で施設の安全点検・掃除などの環境整備は日常です。子どもたちが降園すると事務処理作業があります。そして、研修も欠かせません。中にはハードな実態を目にして自信を無くす実習生もいますが、「子育てに休みはない。でも、癒しがあります。やりがいがあります。」実習を通して、「さらに保育者になる夢を強くしました。」という実習生がほとんどです。そんな実習生に必ず贈る言葉があります。
~保育者像~
・子供に慕われ ・親に敬われ ・同僚に愛され ・園長に信ぜられよ
これはオリジナルではなく「玉川大学教師訓」のパクリです。
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