花だより 牧野喜充
退職校長のつぶやき
2024年7月29日月曜日
花だより 落語「道具屋」 ヒマワリ オオマチヨイグサ
~露店で古い鉄砲を売っている。通りかかった客が道具屋に値段を聞いた。「この鉄砲は何ぼだ?」「一本です。」「いや代はいくらだ?」「台は樫です。」「いや金(かね)は?」「鉄です。」「値をきいているのだ?」「音(ね)はズドン」
無駄遣いをしたくない客が値段を知りたいのに、会話はいっこうに噛み合わない。落語『道具屋』である。
東京オリンピックで新国立競技場の工費に無頓着な関係者と、それに苛立つ国民感情の食い違いに似ている。支持率が下がる一方の首相には、現行計画の“値”に不満を募らす世間の声が「音はズドン」、政権の心臓部に命中しかねない一発と聞こえたのだろう。見直しは当然だったが、遅きに失した。今度は、大阪万博で同じようなことが起きている。当時よりさらに支持率は下がっている。今度ズドンとなれば立ち直れない。
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