2024年7月6日土曜日

花だより 教育実習生に贈る言葉 タチアオイ ヤブカンゾウ  

 


  教育実習生へ
中学生や高校生が職場体験学習でこども園にやってくると子どもたちは大喜びです。教育実習生も毎年受け入れています。なぜか子どもたちは、実習生の言うことはよく聞きます。若いと好かれるのです。68歳のじいさんは論外です。
 新卒の先生も子どもたちには人気で、教育技術は未熟であるはずなのに、なぜかテストをやるとベテランの先生と遜色はありません。一生懸命さと若さだけで子どもを引き付けているのです。教育は「先生のことがまず好き!」というのが大前提なのです。
「銀座のホステスさんと教員は、新人が良い」という言葉があります。「まだ入ったばかりなんです~。」と若くてかわいい子に言われると、おじさんは弱いらしい。ところが若くて可愛いだけでは、№1ホステスさんにはなれない。そのためには接客技術を磨かなければならないのです。巧みな会話、気配り、目配り、心配りができなければなりません。それを身に付けるためには、経験が必要なのです。
 教員も同じで、若さだけで子どもを引き付けられるのは、5年までです。その間に教員としてのスキルを磨かないと一人前の教員にはなれません。
 また、誰もが№1ホステスになれるわけではありません。自分を磨く向上心、先輩や同僚、時にはお客さんから教わる謙虚さが必要です。
 実習生には、1 子どもに慕われ 2 保護者に敬われ 3 同僚に愛され 4 園長に信じられよ という言葉を贈りました。

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