人生、上り坂、下り坂、順境、逆境、さまざまだ。
順境にある人は明るい表情で言う。「まわりにはいい人ばかり、何をしてもうまくいく。私ほど幸せな者はいない。」しかし、下り坂の人は、表情も言うことも暗い。
順境や逆境、つまり置かれた状況の違いがそうした気分、見方の明暗をもたらすのか。だから境遇が「因」で気持ちが「果」ということになるのだろう。
しかし、それはあくまで一面に過ぎない。自分が明るい気分、積極的な見方で暮らすなら、順境が向こうからやってくる。反対に自分の暗い気持ちが、みずからの逆境を招いている。「因」と「果」が逆の場合が少なくない。
お互いに日々の気持ちやモノの見方が、順境を呼び寄せるほど明るく、積極的でありたい。(PHP:松下幸之助訓)
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