2024年10月6日日曜日

花だより 教えるより「どうしたの?」とたずねる 萩 カトレア

 



 “どうしたの?”と聞くと子どもは素直になる
 先生は生徒に、母親は子どもに“教える”のが普通で“たずねる”という発想があまりありません。でも、わからなかったり迷ったりしたら、子どもにズバッと直接聞いてみる方が案外うまくいくことがあります。子どもは、好奇心と知識欲の塊で、毎日が「ねえねえママ、これなあに?」「どうしてこうなるの?」の連続です。逆に親の方から「これ、なあに?」と聞いてみたらどうでしょう。子どもの想像力や発想力がふくらんで思いがけない言葉が返ってくるかもしれません。
「どうしたの?」は子育てのどんな場面でも使える大切な言葉
 普段仲のよい兄弟なのに、お兄ちゃんが弟を叩いたら、「どうしたの?」「いまね。○○ちゃんがライターで遊んで危ないから、叩いたの!」「そう、ちゃんと弟のことを見てくれていたのね。ありがとう。でも、そういうときは、叩くのではなくて“危ないよ”と教えてあげるといいね。」そうしたら、きっと子どもは「わかった。」と言ってママに抱きついてくるでしょう。
「これなあに?」「どうしたの?」は、子どもの主体性や意欲をかきたてるキーワードです。

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