2024年12月18日水曜日

花だより 親が子に期待するのと同じくらい、子は親に期待している センリョウ

 


 親が子を思いやるのは当たり前と思われていますが、どれだけの親が実際に子どもを思いやっているでしょうか。「思いやり」とは、子どものことをよく知ることです。よく耳を傾け、子どもの中の世界がどんなものなのか理解しようとし、たとえ自分の思う通りでなくてもその子の世界を受け入れることです。
 子どもの存在に感謝し、尊敬を払い、愛情を深めていくことによって、親子の関係は進歩していきます。思いやりの心を持って接すれば、話をするのも安心で楽しくなり、いじめなどの悩みも自然に打ち明けられるようになるはずです。
 こども園は、生後6か月から受け入れています。これまで0歳児の就園率は3割程度でした。2歳くらいまでは、自分で育てる家庭が多くありました。それが子育ては社会が担う、女性の社会進出(就業率)が進んだことで田舎町でもこども園預ける就園率は、0歳1歳でも8~9割近くになりました。延長保育はあたり前になり、お迎えは18時過ぎです。
 子どもと一緒に生活しないと子どものことをよく知ることはできません。ところが、おむつ替えは、親より保育士の方が多い。最初の発語やハイハイから立ち上がる瞬間を見るのは親ではなく保育士です。
 小学校に入ると、放課後は児童館に通います。「土曜預かり」もあります。親が休みでも、園にやってくる子がいます。普段、かまってやれないから、休みの日くらいと毎週末お出かけをする家庭もあります。ゆっくり家で親子が過ごすことが少なくなりました。「うちの子どうですか?」と保育士に聞いてくるお母さんがいます。 

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