石破首相は読書家で勉強家である。と聞いた。そんな人が首相になったが、先の選挙で自民党は大幅に議席を減らし少数与党となったことで、難しい舵取りをしなくてはならなくなった。どんな所信表明演説をするか注目を浴びた。
「国政の大本について常時率直意見を交わす慣行を作り、おのおのの立場を明らかにしつつ、力を合わせるべきことについては相互に協力を惜しまず、世界の進運に伍していくようにしなければならない。」
冒頭に1957年石橋湛山首相の内閣施政方針演説を引用した。確かにさすが勉強家の石破さんだと感心した。そして、オリジナルの原稿を書いた石橋首相は、安倍晋三元首相の祖父岸信介氏を破って首相になった人である。野党の意見も真摯に受け止める姿勢は、少数与党になったからではなく、安定多数を獲得していた時から持つべき姿勢である。
この姿勢は、校長や組織の長にも必要である。
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