【平成17年度 北見市立若松小学校学校便りから】
《心がホッとステーション》
雪解けの隙間の日だまりに福寿草の花が咲く頃となりました。
福寿草は、春一番に咲く花で金色に輝き、新しい門出を祝うめでたい縁起のよい花とされています。そんな福寿草も鉢に移し暖かい家の中に入れると、どんどんのびてもやしのようになり、花びらもくすんだ黄色になってしまいます。どこにでも咲いているように思う花ですが、種から花を咲かせるまでにちょうど小学校と同じ6年かかります。雪の下でじっと寒さに耐え、雪解けがはじまる早春に芽を出すのです。寒い厳しい条件だからこそ金色の鮮やかさを増すのです。身の丈わずか数センチの福寿草ですが、温室育ちにはない「強さ」=「美しさ」があります。どこか若松小学校の子どもたちと似たところがあります。
文集「ふきのとう」ができあがりました。6年生の作文には、楽しかった思い出や辛かったリコーダーやクロカンの練習のことが綴られていました。福寿草のように6年間がんばった6年生4人が24日巣立っていきます。卒業式の総練習では、6年生のお礼の言葉の練習はありませんでした。秘密だそうです。どんな言葉で最後を飾るか明日の卒業式がとても楽しみです。
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