2017年3月8日水曜日
花だより 辛夷(コブシ) 関わり
5年ぶりの潮見小学校での勤務(時間講師)も3月24日で終わる。
職員室の片隅にエコールームと呼ばれる小部屋がある。かつては〝喫煙室〟だった。平成21年、潮見小学校に赴任したときに校舎内禁煙となったため、小会議室に変えたのだが、たばこの臭いが染みこんでいて、誰も入ろうとしなかった。しかし今は、臭いも消え、打ち合わせやスキー学習に参加できない子供たちが自習で使うなど有効活用されている。その壁に、転出するときに書いて残した書が今も残っている。
「関わり」
職場で学校で地域社会で、誰も皆他人と関わりながら生きている。
人間である以上、中には気の合わない人、苦手な人もいて、ときにはそうした人とも
一緒に作業をしたり、気乗りしない行事や付き合う場に出なければならないときもある。
それは少なからず憂鬱で面倒なことであろう。
しかし、どんなに煩わしくても、他人との関わりを避けることはできない。
それは嫌で仕方ないというのでは、毎日が苦痛になるばかりである。
どうせ避けられないのなら、それをむしろ楽しみに変えるように切り替えるべきだろう。
いろいろな人と出会い、人間関係を結んで、さまざまに関わり合いつつ日々を送る。
これこそ生きている証だと、積極的に受け止めて関わっていこう。
そうすれば鬱陶しいと思っていたことが、案外そうでもなくなり、意外と面白いことに気づいたりする。新たに何かが見えてくるに違いない。
一度切りしかない人生、この日、この時である。
「嫌だ、厄介だ。」と自ら心を暗くしていては、あまりにも勿体ない。
~平成24年3月24日 本棚の整理中に見つけた~とあったが、本の題名、作者はもう記記憶にない。何か思うところがあって、この文章に目が止まったものだろう。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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