2017年3月7日火曜日

花だより パンジー 雛人形


【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》 雛 人 形  
 「日曜日にね、お雛様の片付けしたよ。早くしないとお嫁に行けないんだって?」
 「ひな祭り」、「桃の節句」、「弥生の節句」などとも呼ばれています。これは千年も前の昔、中国から伝わってきたものです。昔は、今のようなおひなまつりと違って、悪い病気にかからないための行事だったそうです。粗末な紙人形を作り、その人形で体をなでておはらいをしてから、川へ流してしまうと病気にかからないと考えられていました。これをひな流しといいますが、後に流されるおひなさまのほかに、飾るおひなさまを作りお祭りするようになったのです。これがひな祭りの始まりです。
 今では立派で豪華な雛人形がデパートに並べられています。(それをおじいちゃん、おばあちゃんが孫のために買うようになった?)
 小学生の頃、雛人形を買う余裕のない我が家では、3月3日が近づくと妹は母と一緒にハギレを使って、雛人形を作りテレビの上に飾っていました。母は娘に買ってやれなかったので、孫のためにと年金を貯めて狭い家には不釣り合いの雛人形をそろえてくれました。
 節分、桃の節句、端午の節句は、それぞれに自然をたたえ、生物をいつくしみ、子どもの健やかな成長を願う意味が込められています。高価なものをそろえるというだけでなく、こうした日本人の節目を大切にする風習は、各家庭で大事にして、次の時代を担う子どもたちに受け継ぎたいものです。

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