【平成25年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《シリーズ「イキイキ子育て」》
子どもが育つ!簡単で大切な50の方法
ジャン・ダーガッツ著より
~ 拒絶に対処する技術を教える ~
どの子どもも拒絶を経験します。相手は兄弟姉妹を含めて他の子どもである場合が多いですが、ときには大人も「あっちへ行け」というようなことを言うものです。そんなときのために、拒絶に対処する技術を教えておきましょう。たとえば、「相手に拒絶されても、それは相手の問題で、あなたは素晴らしい」と教える。拒絶の理由はさまざまです。それぞれに対して、どう対処すべきか?
〇相手が忙しいのなら、「またあとで遊ぼう」というように教える。
〇相手を怒らせる言動をしたら「ごめんなさい」と言うようにしつける。たいてい、本人は「自分はなにもしていない」、「ぼくは悪くない」と反論しますが、「たぶん、あなたは何かをしたのだけれど、自分では気づいていないだけなのよ」と諭す。
〇相手が嫉妬しているのなら、正しいことをしても、やっかまれることがあるという現実を教えましょう。
〇相手の機嫌が悪いなら、「しばらくそっとしておいてあげなさい」と諭す。
〇相手が間違ったしつけをされているなら、自分の子どもは正しいしつけをする。
親が人種や宗教、収入、障害などで他人を差別するなら、子どもも同じように偏見を持ちやすくなります。その場合、自分の子どもには「いつでも明るく、誰に対しても親切に接するようベストを尽くしなさい」と教える。
子どもが誰かに拒絶されたときは、自分の価値が否定されたと感じないように配慮する必要があります。人によって好き嫌いがあり、意見や趣味が異なるので、うまの合う子と合わない子がいるという事実を指摘して励ますといいでしょう。
拒絶に対処する技術を教えることで、子どもに二つの恩恵を与えることができます。一つは、子どもに大きな自信を付けさせること。もう一つは、子どもの自尊心が傷つけられそうになっても、それを維持できるようにすること。この二つです。
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