2017年9月17日日曜日

花だより ススキ 秋祭り

【平成25年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
 ◎●◎北見神社の秋季祭典◎●◎
 お祭りといえば、神社近くに露店がお目当てという人が多いようですが
 春には五穀豊穣を願い、秋にはその収穫に感謝するのが神社の祭典です。他にも「大漁追福」「商売繁盛」「疫病退散」「無病息災」「家内安全」「安寧長寿」「夫婦円満」「子孫繁栄」「祖先崇拝」「豊楽万民」「天下泰平」などを招福祈願、厄除祈念として行われるのがお祭りです。日本人は農耕民族です。農耕は集団作業であり、互いに助け合って生きてきました。日本の祭りは、日本人気質と大きく関わっています。
 今日では世俗化も進んでいますが、今なお祭のときは都市化によって人間関係の疎遠になった地域住民の心を一体化する作用があると言われています。お祭りを大切にしたいものです。
***北見市PTA連合会主催の教育講演会*** 
「メシの食える大人になれ!」  
       花まる学習会代表 髙濱 正伸氏の講演から
 就職希望の大学生に話し始めたら、100名以上いるどの表情も元気がなく、お通夜のようだった。聞くと、年初から始まった就活ももう半年。ほとんどが20社・30社と落ちていて、中には50社以上も落ちている子もいる。中学・高校・大学の入試で、どんなに受けても数校。そして、たいていどこかには通る。今や就活は最大の難関であり、そこで試されるのは「自分には価値がある」と思える心=自尊心なのだと。 
 お客様でいられた学生時代は、ナギ同然の港のようなもの。稼ぐ側に回る社会は外海です。時代的な厳しさがある今は、波浪厳しく、船出できない学生の心理的負担は相当なものでしょう。経験したことのない壁に直面したとき頼りになるのは、最後は内なる強さです。「いや、何とかなる」「私は大丈夫」と信じられるかどうか。それを支えるものは、幼少時期から青年期までの育ちでしょう。何度壁に当たったか。乗り越えることができたか。愛されていると感じることができたか。人生楽しいと感じることができたかです。
 幼少時から青年期に必要な経験が不足しているとしたら、20代で埋め合わせていくしかありません。これだけヤワな大人(気の毒なのは本人ですが)を量産した背景には、人が強くなるために必要な葛藤経験を事件化し騒ぎ立て「可哀そう」の一点張りで取り除いてしまったことにあると私は考えます。

~見ごろを迎えた 能取湖のサンゴ草~

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