【平成23年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《子育てハッピーアドバイス》
~孫が幸せに育つために~
お母さんといっしょ 体操のお兄さん 佐藤弘道さんの著書『子どもはぜんぜん、悪くない。』12年間でのべ15万人の子どもたちを見てきて感じたことのなかに、スタジオに子どもが来ても、お母さんから離れず、体操のお兄さんと一緒に遊べない子どもがだんだん増えてきた。以前もそういう子どもは時々あったのですが、いつもではなかった。それが、毎回どころか、3人も、時には5人も見学になってしまうことが出てきたというのです。もちろん、佐藤さんはプロですから、子どもの関心を引いて、お母さんから離れるような技をたくさん持っています。しかしそれをもってしても、どうしても離れられない子どもが増えてきたというのです。
「子どもが親から離れて遊べるのは、いつも親が見ていてくれるという信頼感があるからです。少しでも離れたら、親がどこかに行ってしまうのではないかと思ったら、子どもが親から離れないのは当然です。親子の信頼関係が薄れてきているような気がします。」
子どもの「生きる力」を育むのは、安心感
子どもを自立させるには、どうしたらいいか?
自立のモトになるのは、意欲です。意欲の元になるのは、安心感です。安心感は、じゅうぶんに甘えて、甘えを受け止めてもらうことで得られます。
じゅうぶん甘えて、安心感をもらった子どもが、「自分でやりたい」という意欲を持ち、自立に向かってゆくのです。甘えない人が自立するのではなく、甘えた人が自立するのです。甘えていい子ども時代に、じゅうぶん甘えた人が自立するのです。
「8歳くらいまではしっかり甘えさせる。そうしたら、子どもは心の安定したいい子に育つ」という言葉があります。ただし、甘えさせるということは、子どもの言うなり、子どもの言うことをそのまま全て鵜呑みするということではありません。
高学年になって、子~「今日は、学校に行きたくない。」親~「そうかい、嫌なことがあるのかい?それなら無理しないで休みなさい。」これでは自立心は育ちません。
『敬老の日』の親孝行 美幌と網走に居る81歳になる二人の母に、どこか行きたいところはないか?と聞くと、今話題の山の水族館に行ってみたいと言うので16日(日)親孝行をしてきました。
一人は耳が遠く、もう一人は最近目が悪く、足腰も弱っていて、会話もトンチンカンで同じことを何度も言わなければならないのですが、車の後部座席での二人の会話がなぜか弾んでいました。長い道中疲れるのではないか、館内を回るのに車いすも用意しましたが、「よしみつ、余計な心配するんじゃない!」次の日寝込むのではないかと心配でした。息子に対しては厳しい母も孫には、至って寛大です。山の水族館にも多くのお年寄りがお孫さんと一緒に来ていました。「敬老の日」の祝日は、孫と祖父母が一緒に過ごす方が良いと思いました。
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