【平成24年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《シリーズ「イキイキ子育て」》
「こころの強い子」は成績が伸びる 多 湖 輝 著から
・・・家庭のリーダーは親です・・・
親がテレビを観ながら「○○ちゃん勉強しなくちゃダメでしょ!」と言っても効き目はありません。がまん力を育てるためには、親もがまんすることが大切です。子どもが勉強しているときは、親はテレビを消すべきです。子どもにお手伝いさせるときは、自分は休んでいるのではなく別な仕事をすることです。
どんな集団にも秩序があります。秩序を維持するためにはリーダーが必要です。お父さんでもお母さんでもいいから、みんなが困っているときは「そうだ、こうしよう」という方向を示すリーダーになってください。
誰もが横並びのグループは、何か問題が起こると右往左往するばかりでちっとも前に進むことができません。家族という集団の中で、親子が横並び(同等)になるのはどうでしょうか。趣味や娯楽なら横並びで楽しめます。あるいは食べ物なら平等に分け合うことができます。でも、何から何まで横並びだと、いざ問題が起こったとき子どもは親の言うことを聞かないこともあります。自分と横並びだと思っている親がお説教をしても子どもは聞き流してしまうはずです。
最近は子どもが「オッハー」と言うと、親も「オッハー」と応える風潮があるようです。子どもが「オッハー」と言っても、親は「おはよう」と言うべきでしょう。毎朝「オッハー」「オッハー」とやっている親が突然「あれはいけません」などと言っても子どもは「何言っているんだ」ということになってしまいます。
「おはよう」と答えれば、親は各上になります。家庭内でのリーダーは常に親であることを教える必要があるのです。子どもに勉強しなさいと言いながら、自分はソファで寝そべって週刊誌を読んでいれば友だち関係(横並び)というより格下に見られます、あんな親の言うことを聞いても仕方ないというふうになってしまうのです。これでは子どものがまん力を鍛えるどころではありません。
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