2017年9月24日日曜日

花だより シラヤマギク リンゴ 世界一小さな金メダリスト


【平成25年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《学校は地域と共にある》
  北海道小学校長会教育研究大会(十勝大会)に参加して~
 我が家の近く2条通り商店街にあるサービスストアーが今月いっぱいで店終いすることになりました。郊外の大型店に太刀打ちできなくなったのでしょう?バスでやってきて病院の帰りに買い物するお年寄りには不便になるばかりか、駅前商店街がますます寂れていきます。
 朝7時前から、商店街では、店先の掃除と花壇の世話が始まります。街づくりは行政だけではなく、商店主や商工会の努力で支えられていることが分かります。学校に来るまでの道のり、立派な庭のある家が数軒あり、これまでは、四季折々の風情を楽しむことができました。ところが最近、立派な庭が草ぼうぼうの荒れ放題になっています。お屋敷には住んでいる気配がありません。いかにもお年寄りが好む庭づくりでしたので、高齢になり子どもさんのところに行ったのか、施設にでも入られたのか?と心配になります。
 先週、北海道小学校校長会の教育研究大会が十勝(幕別町に全道から680名の校長が集まりました。)で行われ参加してきました。分科会で隣席になったのが東川町の校長先生でした。修学旅行で訪れた町だったので話が弾みました。東川町は、きれいな街並みが有名で、どこの家にも花が植えられていて、礼儀正しい小学生に出会い感激した話をしました。
 その校長先生からは、東川町は旭川市のベットタウンとして発展を遂げる豊かな町、木工製品の町として有名なほか、田園風景が美しく、毎年「写真甲子園」が開催されている。豊富な伏流水で上水道がない町としても有名(水道代がタダ)、道内でも数少ない人口が増加している町、教育にも熱心で教育予算も手厚い。全国学力テストも上々と次々自慢話が出てきました。
 “子どもたちの健やかな成長は、学校だけでなく、家庭や地域と共にある。学校は、地域・家庭から信頼されなければならない。”高橋はるみ知事からメッセージが紹介されました。その通りだと思いました。
 北海道小学校長会教育研究大会・十勝大会 記念講演
【講 師】 世界で一番小さな金メダリスト(男子) 
長野オリンピックスピードスケート金メダリスト 清水 宏保氏(帯広市出身)

“身長180㎝以上なければ世界では通用しないと言われて発憤!!”
長野オリンピックの最大のライバルだったウォザースプーン選手は190㎝の巨漢、清水選手は162㎝で一番上の表彰台に上がっても2位のウォザースプーンより低かった。
世界との身長差を筋肉量(体幹の強さ)と体のこなし(スケート技術)でカバー、太ももは現役時代68㎝、今でも60センチをキープしている。(ズボンはいつも股の内側がすり切れ状態)
 スケーティング技術は、小学生の時にほぼ完成していた。「1万時間の練習で一流になる」と研究データがある。(一日3時間で10年、6時間なら5年生で達成)ゴルフの石川選手、高校野球今話題の早稲田実業の清宮選手なども小学校の低学年からはじめて16歳で既に一流選手!小さいとき(小学生)の練習が将来を決める。一日練習を休むと取り戻すのに3日かかる。だから練習は絶対に休まなかった。
 ぜん息を克服するためにはじめたスケートだった。体が弱くて、背が低い、そんな逆境から這い上がることで精神的に強くなった。それがこんな小さな体でもメダリストになった理由です。最後に、子どもたちには、目標をしっかり定め、努力することの大切さを伝えてください。と講演を締めくくりました。


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