《シリーズ「イキイキ子育て」》
~朝ご飯をしっかりとる習慣はなぜ大切なのか?~
子どもを自由放任主義で育てないようにしようと思ったら、子どもとの友だちつき合いをやめることと、きちんと食事をとる習慣を身に付けさせることです。
お母さんと友だちがはっきり違っているのは、お母さんは子どもに食事をつくって食べさせることです。食事は子どもの体を育てるだけでなく、心を育てるからです。子どもは、毎日決まった時間に食事をしながら家族と話をします。何気ない話であってもこれが大切なことなのです。この何気ない話の中から、子どもが何を考えているのか、親が何を考えているのかが互いに伝わっていきます。子どもが何を考えているか分からなければ、上手に叱ることができません。
ホームドラマといえば、家族で食卓を囲む光景が映し出されるのが決まりごとのようになっています。食卓は、一家団欒の象徴になっているということなのです。しかし、保育園に子どもを預ける親の中には、「今朝は寝坊をしてしまって、私も子どもも朝ご飯を食べていません。わたしは我慢しますから、すみませんがこれを子どもに食べさせて下さい。」と途中コンビニで買ってきたおにぎりを先生に預け、あわただしく走っていくのだとか。大切な食事が隅の方に追いやられ、仕事や友だちつき合いなど、もろもろの要素が入り込んでしまっています。お母さんもお父さんも忙しいのはよく分かっています。
でも、忙しいからこそ、食事を生活の真ん中において時間をやりくりして欲しいのです。せめて20分でも子どもと一緒に落ち着いて食事をするところから1日をスタートさせたいものです。そのためにどうするかを逆算して、起きる時刻を決め、寝る時刻を決めるのです。さらにお父さんの協力も必要です。放っておけば家族団欒からかけ離れた生活を余儀なくされるポジションにいるのがお父さんです。夫婦で話し合ってみてはいかがですか?
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