書の心
心の邪正(じゃせい)気の強弱 筆画之掩(ひつがくこれおお)うこと能(あたわ)ず
文字の練習だけでは よい作品は生まれない
大きな緊張に耐える心の修養が欠かせない
これは書家である以上 いつまでも続くことである
高木聖鶴
大きな緊張とは、硬筆のように消しゴムで消すことはできない一発勝負だからです。
駅前商店街にある北見の老舗「コヤナギ文房堂」が閉店することになり、全商品5割引きということもあり、連日、賑わっている。
わが家から近いこともあり、掘り出し物はないかと足を運んだ。
6万円の鼬(イタチ)の毛の筆が半額で買い得だとすすめられた。さらに「定価15万の硯は、3万でいいですよ。記念にいかがですか?」と言われて心が動いた。
古くから書道用品や油絵などの画材を扱っている店で、昔からの馴染み客が、閉店を惜しんで来店している。
「新学期を迎えるときは、コヤナギさんで、新しいノートや鉛筆などを揃えたものです。子どもも孫もそうでした。どうして止めるのですか?」と馴染みの客が店主に聞いていた。
建物の老朽化に伴い、取り壊して最近建ったホテルの駐車場にすると答えていたが、郊外の大型店や100円ショップの台頭で、街中の個人経営の文房具屋さんや本屋さんは、対打ちできないのだろう。
ほとんど品物がなくなったショーケースの上に、『~これまでありがとうございました~○○高校美術部より』の花が飾られていた。
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