2018年2月11日日曜日

花だより わかさぎ 葬儀 流氷


  ~葬 儀~ 
 都市部では、葬儀をとり仕切るだけの手伝いが集まらず業者に任せるところが多くなったそうですが、地方では、まだ互いに助け合う自治会活動があります。北見に来てからは葬儀の手伝いはなくなりましたが、地方にいると年に何度かありました。
「どんなに忙しくても葬儀の手伝いに駆けつけるのは、厳しい自然条件の中、互いに助け合って生きてきた開拓農民の気概が受け継がれているからだ。」と語った古老がいました。我々転勤族の新参者は、祭りや葬儀に欠かさず出席しなければならないと思っています。冠婚葬祭を通じて地域の人たちと親しくなり、地域を知ることが、学校の教育にも活かされると思うからです。
 「亡くなったおばあさんは91歳でした。終戦を朝鮮半島でむかえ、38度線をやっとのことで越え、日本への帰国を果たしたそうです。また、戦争を知る人が逝ってしまいました。こうした先人の苦労の上に、今の平和な日本があることを忘れてはなりません。通夜とは、亡くなった方の思い出を語る場なのです。このことが供養になるのです。」とお寺さんはお説教の中で言っていました。若いときは、葬儀の説教など、真剣に聞いたことがありませんでしたが、最近は、良く聞き、言っていることがよく理解できるようになりました。年を取って、それに近づいてきたからでしょうか? 


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