2018年2月25日日曜日

花だより カンヒザクラ 保護者説明会


  一日入学 2月18日(水)
~保護者説明会~ 27年度学級編制・学力・体力について
《現在の新入生の数では、2学級か3学級か微妙なところです。》
 現行制度では40人学級ですが、1・2年生だけは特別に1学級35人学級になっています。
 ~入学生が36人になると2学級になり、1学級18人になります。70人までは2学級で、71人になると3学級(1学級23~24人)になります。~
 1学級の人数が少ないほど目が行き届きますので、学校として何とか3学級にならないかと思っていますが、非常に厳しい状況です。ここ数年同じような傾向にあって、一昨年も80名近くの入学予定者がいて、3学級編制で準備をしていましたが、3月末になり71名を切り、急遽2学級編制にしたことがありました。今年もこのままですと(転入がいないと)2学級になる公算が強いです。これからもこのような微妙な傾向が続くことが予想されます。
《学力について》 北海道(オホーツク管内)は学力が低い?
 今の小6が大学受験するときから大学入試制度が変わります。大学には行かないから関係ないではありません。
大学入試が変わると、小・中・高校の教育内容が大きく変わります。
 これまでの知識量を問うものから、考える力(思考力・判断力・表現力)が重視されます。「そうかたくさん覚えなくていいのか!」ということではありません。北海道の子にはさらに厳しくなるかもしれません。
【考える】よく使う言葉ですが、子どもたちに「『考える』とはどういうこと?」と聞いても明確な答が返ってきません。わかるようでわからない言葉です。
 例えば、Aスーパーでダイコンが100円だった。これは安いか高いか? 判断する場合に何を根拠にしますか?
 新聞チラシでBスーパーは105円だったけれど、Cスーパーは98円。先月は95円で、去年は90円だった。さらに産地を調べたり、鮮度を確かめてみたりして判断するのが賢いやりかたです。つまり知識や情報がたくさんあればあるほど正しい判断ができるということです。
 勉強も同じで、「考える」ためには知識が必要です。さらにただ知識を習得するだけでなく、子ども同士の関わりの中で学ぶことやさまざま体験を通して獲得する生きた知識や情報・技能も大切になってきます。
《体力低下》 学力も体力も低い? 子どもが元気に遊ぶこと
 学力低下と同じく体力がないことも問題になっています。北海道の子どもは、体格はいいので(肥満傾向)握力やソフトボール投げは、全国平均以上だが、その他の50m走や持久走などは苦手で全体的に体力がないという結果が出ました。原因は冬期間が長く運動不足になること、スクールバスや車の送迎などで歩くことが少なくなったこと、家の手伝いをしなくなったことなどがあげられます。テレビやゲームの時間が長いという調査結果もあります。
~体力向上のため、さまざまな対策を講じているところですが、まずは徒歩通学です。~
 校門前の道路は登校時間帯“車両通行止め”になっています。これは児童の登校の安全確保のためにPTAと地域が協力してお願いして実現したものです。やむを得ず車で送ってくる場合は、駐車場に入るか、手前で降ろすかなどしてください。時々、パトカーが回っていますので注意して下さい。
 「学問に王道無し」という言葉がありますが、“学力や体力向上に手っ取り早い方法はない”という意味です。大事なことは、毎日、休まず歩いて学校に来るということです。
 「うちの子と○○ちゃんと同じクラスにしてもらえませんか?」とか「担任の先生は誰ですか?教えてもらえませんか?」とお願いされることがよくありますが、こうした要求にはお答えすることができません。ただし、入学にあたりご心配なことがたくさんあると思います。校長室を「お得意様サロン」として開放していますので、お時間がありましたら是非お越し下さい。また、学校の様子は、ホームページやブログで紹介しています。

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