「置かれた場所で咲きなさい」 渡辺 和子(ノートルダム清心学園理事長)著
*1927年北海道生まれ 心に響く著者の言葉は、宗教や世代を超えて多くの人の共感を呼び、100万部を超えるベストセラーに(2013年2月現在) その一節を紹介します。
◇面倒だからする◇
日常生活においては、「面倒だからする」ということを大事にしています。例えば、玄関で履物をそろえるか、そろえないか。そろえるのは面倒。だからこそするのです。面倒だと思ったときに、一呼吸置いて「どちらがよいか」を選ぶ。「これがより善く生きる力」につながります。
保護者の方には、「今」子どもを喜ばせることばかりに目を向けるのではなく、「将来」の幸せにつながる価値観を伝えることを大事にしていただきたい。子どもの価値観を伝えるのに言葉はいりません。ご自身が誠実に努力して生きる姿を見せることです。私も時に、学生に「シスターは私たちにおっしゃることを実践されていますか」と問われたら、「努力していますよ。」と答えます。一生の努力かもしれませんが、続けていくつもりです。
人事異動の話 『徒然なるままに』 己の思った通りになど 出来る訳が無く…
教育長 佐 藤 宣 秀
毎年この時期になると人事のことを書いているような気がします。問答無用の異動ですから、なかなかなか…。でも「子どもの居るところが私の居場所!」「何処でも行きますよ!」と話してくれる先生に出会うと、何とも嬉しく感じてしまう私なのです。それぞれに家庭の事情はあるでしょうが、自分ばかり陽の当たる場所だけを動けることはないと思うことも、公務員、サラリーマンとしての心得のイロハだと思います。
我々は皆、自分の設計書通りの人生行路を歩める訳でも無く、その時々の与えられた状況の中で「最適解」を求めて、選択・判断していく…その積み重ねだと思っています。どんな仕事でも己の思った通りなど出来る訳が無く、いろいろ制約の中で自分を見出していくものなのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿