2018年3月6日火曜日

花だより 辛夷(コブシ) 手紙


【平成26年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《心がホットステーション》~手 紙~ 
 斜里中学校から親展で封書が届きました。中にもう一通、かわいい絵柄の封筒がありました。
 ~牧野校長先生、お久しぶりです。朝日小学校(斜里)でお世話になった○○です。中学校を卒業するにあたり、お世話になった先生や思い出にある先生に手紙を書くことになり、私は牧野校長先生に手紙を書くことにしました。◇小学生のとき、校長先生は、いつもおもしろい話をしてくれるので、休み時間になるとよく校長室に行っていました。そのことを思い出したからです。斜里中に来てからは、校長室に行くことはありません。それは中学校なので仕方ないことです。◇3月14日が卒業式です。そして、4月からはたぶん高校生です。いろいろなことにチャレンジしていきます。校長先生もがんばってください。~
 思いがけない手紙でした。斜里朝日小学校には2年の在職でしたので、○○さんは小学4・5年生でした。お友だちと一緒に校長室にやってきて、口数の少ない大人しい子という印象でしたが、そんな子から6年経って手紙が来るとは思ってもいませんでした。心がホッとステーションになりました。
 「心の強い子」は成績も伸びる 多胡 輝著
 ~自分の道を切り開ける子に育てよう~
 子どもの心を強くすることは、挫折しても負けない気持ちの強さを育てるということになります。
 周囲の安易な空気に流されない心を育てるということです。自分の行くべき方向が見つかったら、迷うことなくその道を進めるということです。
 そういうへこたれない子だけが、いつか自分の夢を手繰りよせます。
 心の強さとは、そういうものだと思います。人間は打たれ強くなくてもいいのです。打たれ弱かったら、その弱さをカバーする方法を自分で見出せばいいのです。
 とても素晴らしい才能を持ちながら、がまんしてそれを育てることをしないで、安易な方向に流れてしまって結局芽を出せなかった人は数知れません。
 がまん力のない人は、せっかくのチャンスを生かすことができません。そういう子にならないように、日常生活の中でがまん力を育て、心の強さを育むようにしてください。がまん力、そして、心の強さは、親が子どもに与えることのできる素晴らしい贈り物なのです。是非、お子さんをがまん力のある、そして、心の強い子に育ててほしいものです。その子の未来は滔々(とうとう)と開けていくはずです。
 

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