《心がほっとステーション「生徒指導」》
教頭先生と若い先生との職員室での会話
保護者へのトラブル含みの電話連絡を自宅に帰ってからしようとした若い先生。それを教頭が引き留めて言いました。「ここ(学校)で電話してから帰りなさい。何かあったら(揉めたら)すぐに電話を代わるから。」
不思議なことに、こう言ってあげると電話は代わることはなく、その後揉めることもなかったとか。何かあっても教頭先生と言う後ろ盾があると思うと、落ち着いて保護者に対応することができるのではないでしょうか。もし、自宅で一人電話をかけていたらどうなっていたか?
「しつけ」で所得が増える?
コロンビア大学の有名な実験 「非認知能力 マシュマロ・テスト」
4才児を対象に、マシュマロを食べるのを我慢する自制心を測る調査をしました。
追跡調査の結果、4歳のときに自制心が働いた子どもは、そうでない子どもと比べて大学適性試験のスコアが高くなるという結果を得た。さらに将来の賃金にも影響するという調査結果があります。
日本における研究でも、幼少期の家庭環境をサポートし、十分な教育機会を与える政策は効果があるといわれています。生徒指導は児童生徒の将来にまで影響するのです。
全国の男女約1万6千人を対象にした別の調査では、「うそをついてはいけない。」などの基本的なしつけを受けた人は、所得が多くなると言う結果が出ています。
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新年度がはじまります。生徒指導の担当になって、気持ちも新たにやる気がみなぎっている先生も多いのではないでしょうか。生徒指導がもっと楽に、もっと楽しく、もっと真摯に取り組めるようにしたいものです。
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