卒業式の練習 “仰げば尊し 我が師の恩”は昔の話
卒業式の練習が始まり、校長室にも卒業式で歌う合唱曲の歌声が聞こえてきて、旅立ちの日が近づいていることを感じています。朝、教室を回ると在校生も式歌「with you smile」を大きな声で歌っていました。学校はすっかり卒業モードに入っています。
そして、卒業生が歌うのは『旅たちの日』、今は『仰げば尊し』を歌う学校は、おそらくないでしょう。
♪『旅立ちの日に』1番の歌詞はよく知られていますので、2番の歌詞を紹介します。
~なつかしい友の声 ふとよみがえる 意味のないいさかいに 泣いたあのとき
心かよったうれしさに 抱き合った日よ みんな過ぎたけれど 思い出強く抱いて
勇気を翼にこめて 希望の風にのり いま別れのとき 飛びたとう
未来信じて 弾む若い力信じて (以下略)~
この曲は、1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲です。最近の卒業ソングの定番となりました。
当時の影森中学校の小嶋校長先生は、荒れていた学校を矯正するために「歌声の響く学校」にすることを目指し、合唱の機会を増やした。最初こそ生徒は抵抗したが、音楽科教諭と共に粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって学校は明るくなったそうです。
♪『仰げば尊し』 お父さん、お母さんの時代の定番?ではなくて、おじいちゃん、おばあちゃんが卒業式で歌った卒業式の定番曲ですが、今の子には理解できないでしょう。(特に2番目の歌詞は)
~互いに睦し 日頃の恩 (*互いに仲の良かった(友の) 日ごろの恩)
別るる後にも やよ忘るな(*別れたあとも わすれてはいけない)
身を立て名をあげ やよ励めよ (*身をたて、名をあげ なおもそれに励め)
今こそ別れめ いざさらば(*今、お別れ申し さようなら)~
6年生に聞くと、制服も一度袖を通したそうです。ご家庭でも卒業のことや中学進学のことが話題になっているのではないでしょうか? 卒業式(小・中・高校)に歌った曲で会話が弾むのではないでしょうか。家族みんなで口ずさむのもいいかもしれません。“青春の思い出”振り返ってみませんか?
♪卒業式ソング♪
手紙~十五の君へ~(アンジェラ・アキ)、桜の栞(AKB48)、
卒業写真(荒井由実)、さくら(森山直太朗)、未来へ(kiroro)、
卒業(斉藤由貴)、贈る言葉(海援隊)、巣立ちの歌 などがあります。
体育館の廊下には、6年生へ下級生からのメッセージが飾られてあります。
「今までありがとうございました。中学校ではテストがいっぱいあるのでがんばってください。」
「いつも下級生のことを気にかけてくれて わたしたちのお手本になってくれました。これからは、わたしたちが最高学年となって北小学校をひっぱっていきます。」
別れの日が近づいてきました。
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