《ガチャ・ガチャ》
お金を入れて回すとカプセルに入ったおもちゃが出てくる販売機、通称「ガチャ、ガチャ」は子どもに大人気です。ところが北見市内のある店からお金を入れていないのに、「入れたのに出てこない?」と言ってくる子がいるという苦情があるそうです。調べてみると子どもたちの中には、「あそこのガチャ、ガチャは出ないと言ったら、だまってくれるよ。」という情報交流のネットワークがあるらしいのです。さらにUFOキャッチャーでは、出口から手を突っ込んで景品を取る子もいるそうです。(子どもの手だからできること)
どこでそんな悪知恵を身につけるのでしょうか? 親がけしかけることもあるらしいのです。「いいこと」、「わるいこと」をしっかり教えるのも親の役目です。北小の子は心配ないと思っていますが、子どもの行動をいつも把握しておくことが大切です。
公園使用のマナーが悪い 北見市内の公園には、ゴミ箱を置いていません。ゴミは各自持ち帰ることがエチケットとなっています。ところが教育委員会に~いつも○○公園に遊びに来ている中学生が、お菓子や弁当などのゴミを散らかしていく、見るに見かねて注意をしたら、「うるせえ~。くそ、おやじ!」と言われた。いったい学校では何を教えているんだ!!」という電話があったそうです。そして、「この際だから、ついでに言っておくが、お祭りが始まると、夜遅くまで、奇妙な格好をして街の中を徘徊し、地べたに座り込んで話している中学・高校生らしい若者がいる。子どもも子どもだが、あの連中の親はいったい何を考えているんだ!~と怒り心頭だったそうです。子どもの行動は、親の責任です。
問題行動に対する100回の説教よりも、心から涙する演劇や映画の一場面の方がずっと効果がある場合があります。また、感動する心は文化芸術に止まらず、学術や科学技術の分野でも大きな影響力を持っています。新しい発見や工夫が、感動や美意識といった心の動きと関係しているとも言われています。学力向上には、育むべき豊かな心を含むものでなければなりません。
STV“どさんこワイド”「奥様ここでもう一品」の星澤幸子先生の講演を聞いたことがあります。料理を志したきっかけは、調理実習のとき、「あなた上手ね!」と学校の先生に褒められたからだそうです。星澤先生に限らず、芸術家やスポーツ選手のほとんどは、子どものころの出会いやきっかけから将来の夢を持ち、大成するケースが多いようです。子どものうちに本物に触れることは、文化芸術の裾野を広げるためにも学校教育ばかりでなく、家庭教育の中でも大切なことのように思います。スポーツや運動会で活躍の場を得て目を輝かせる子どもがいるのと同じく、文化芸術で感動する子どもたちも大勢います。子ども一人一人の持ち味や個性を引き出すのは大切なことです。急かされてあわただしいときこそ、心のゆとりと質の高い豊かさが大切です。
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