2018年11月17日土曜日

花だより イソギク 全日本剣道選手権(平成22年)


  【全日本剣道選手権】(平成22年)
 毎年11月3日「文化の日」に行われます。過去に連覇を果たした選手は長い歴史の中で2人しかいません。この大会で3人目の連覇に臨んだ選手が決勝で敗れました。礼に始まり礼に終わる剣道では、試合後互いに面をはずして礼をして相手を称えます。1本を取ってガッツポーズをしようものなら、1本は取り消され、逆に反則負けとなります。勝者、敗者ともインタビューに応え「いい試合でした。」と振り返り相手を称えました。
 ホームランの世界記録を持つ王貞治選手もホームランを打って派手な万歳をしたのは、世界記録を達成したときの一度しかなかったといいます。それは相手投手を気遣ってのことでした。
 この根底にあるには、日本の武士道精神です。この武士道精神は、長年、日本人の道徳の中核をなしていました。武士道とは「戦いの掟」で戦場におけるフェアプレイ精神をうたったものです。端的にいえば「卑怯を憎む心」のことです。
 ある国の子どもたちは、「万引きをしないのは、それが法律違反だから」と言います。こういうのは最低の国の最低の子どもたちです。この考えだと法律で禁止されていないことは何でもやるようになります。日本の子どもは万引きをしなかった。それは武士道精神に則った儒教的な家族も絆があったからです。「卑怯を憎む心」があれば「いじめ」も起きないのです。最近子どもたちの会話の中で「卑怯だぞ!」という言葉を聞かなくなりました。「卑怯なことを許さない。」大事にしたい日本の心です。

~美幌の製糖工場フル稼働~

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