2018年11月5日月曜日

花だより マリーゴールド 知能検査について


  知能検査について IQ100=SS50(標準)
 「知能指数IQ」の数値は、あくまで知能の発達の早さを意味するものであり、年齢の違う他人と比較して直ちに天才的であるとか頭が悪いとかを断定することはできません。例えば、5歳の児童が、10歳の平均的な児童と同じ知能を示せばIQは200になります。IQ100の11歳児とIQ200の5歳児を比べれば、平均的なIQ100の11歳児の方が、IQ200の5歳児よりも知能は高いことになるのです。
知能は遺伝?:知能は、両親から遺伝するとされていますが、どの程度遺伝するかは諸説があります。教育の機会均等が図られている社会では遺伝率が高く、そうでない社会は、遺伝率が低くなると予想されます。現代の先進国では、知能の遺伝率は子供で50%、成人では70%以上と言われています。
生活環境:IQは、遺伝よりも生活環境によって大きく変わるとされている。外国の研究では、運河船の上で生活している子供や僻地や離島の生活者は情報や刺激が少ないため平均IQは低いとされています。生活環境のみならず、検査時の環境や体調によっても大きく変化します。
知能検査の目的(学力との相関):学習指導の目的から、知能と学力の相関を調べ、教育の達成度合いを見て、学校評価をするために使用します。学力偏差値と知能偏差値を比較し、知能検査の結果に比して学業成績が良い生徒を「オーバーアチーバー」といい、その逆を「アンダーアチーバー」均衡している場合は「バランストアチーバー」といいます。例えば、知能SS55に対し、国語SS60であれば学習効果をあげている。ところが同じ子が算数SS50であれば、算数は学習効果をあげていない。ということになります。また、同じ国語SS60であっても知能SSが65の子であれば、まだがんばりが足りないということがいえます。
 我が子の知能指数を知りたいところですが、特別な理由がないかぎり教えないことになっています。

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