隣の部屋から、子どもの声とお母さんと思われる賑やかな声が聞こえる。店の人に聞くと「最近流行りの子連れの女子会」だという。9時になり、我々の宴会はお開きになったが、隣はまだ盛り上がっていて、帰るそぶりはない。見ると小学校低学年のようだ。これから帰っても寝るのは10時過ぎだろう?と心配になった。若いお母さんだもの、時には羽目を外したいときもあるだろう。そんなときは、子どもを旦那か祖父母に預けた方が、ゆっくり楽しめるだろうと思うのだが…。不登校の原因に、昼夜逆転の生活がある。9時を過ぎると「もう遅いから、寝なさい!」と注意する親は、少なくなったのだろうか?
子どもに悪影響を与えてしまう親の悪習慣
上野 緑子(幼児教育ガイド)
《夜更かしは子どもの身体や脳の成長を妨げる》
親が夜更かししていると、ついつい寝る時間が遅くなってしまう子どもが多いようです。幼児期の子どもの身体や脳の成長を考えれば、睡眠時間が足りていれば良いというものではなく、睡眠の時間帯が重要となってきます。
それは、成長ホルモンの分泌と大きな関わりがあるからです。成長ホルモンは、寝ている間にしか分泌されず、しかも就寝後2~3時間後に最も多く分泌されます。また、午後10時~午前2時にかけて最も多く分泌されるので、成長ホルモンを効果的に出すには、午後8時~10時くらいに寝るのが一番良いのです。
また、子どもがイライラしやすい、キレやすいという話をよく耳にしますが、これも睡眠の時間帯や睡眠不足の影響があると言われています。
就寝時刻が遅くなったり、不規則になってしまう理由のひとつに、父親の帰宅によって、寝るタイミングを逸したり、また、父親と夜遅くまで遊んでしまうことがあるようです。親子のふれあいはとても大切なことですが、子どもの成長を考えると父親とのスキンシップは夜ではなく、朝にそういう時間が持てるようにしていきたいですね。
さらに、夜更かしはテレビを見る時間が増加し運動不足になり、スナック菓子などのおやつの摂取が増えるので、肥満になりやすいとも言われています。
~流氷~ 春節で中国人観光客が網走にも押し寄せています。
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