2019年5月27日月曜日

花だより エビナ キンギョソウ 運動会と集団規律

  曇り空の運動会が丁度いい!
 総練習の後「どうせ赤は負けるんだ。」と言った1年生がいました。勝負はやってみなければ分かりません。転んだらすぐ起き上がって走ればいいのです。バトンを落としても気にしない。次の人たちが、その分一生懸命走って挽回してくれます。組み体操、“失敗したらどうしよう”そんなことは考えない。成功してお客さんから大きな拍手をもらう、いいイメージだけを持ってやりましょう。赤組も青組も白組も優勝目指して頑張って下さい。
 保護者の皆様にお願い申し上げます。昨年は、スキーウエアーを着て、毛布を羽織って応援するくらい寒い運動会でした。今年は、晴天とまではいきませんが、暑くもなく寒くもなく、これこそ運動会日和だと勝手に思っています。
 さて、子どもの成長というのは、目を見張るものがあります。1年生、ちょろちょろ落ち着きなく学校中を走り回っていたのが、こうして上級生と一緒に整列をして、話が聞けるようになりました。運動会は、こうした子どもたちの成長を見てもらう場でもあります。
 朝日小学校も児童数が減ってきて、行進の隊列が短くなり、少し寂しくなりましたけれども、その分子どもたち一人一人、精一杯がんばります。
 子どもは、保護者の皆様の声援で普段以上の力が出ます。練習で3等だったの子が1等になるかもしれません。どうか最後まで温かなご声援を賜りますようお願い申し上げます。(運動会のあいさつから)

 【消防団の消防演習】
 一糸乱れない集団規律と集団行動に運動会と重ねて観ていました。
人間には、「集団本能」とか「集団欲」といった生理学的な機能が組み込まれていて、人間社会は、集団規律を守ることで成り立っています。人間は集団でいることで自分の命を守っていると言われています。
 特に消防団とか自衛隊は、集団規律や集団行動ができていないと、事故や死につながることから、徹底した訓練が行われます。学校の集団生活ですから、当然、集団規律や集団行動が重んじられます。運動会は、そうした集団行動を身に着ける学びの場でした。
 ところが最近のオリンピックの入場行進は、昔と違い選手が行進曲に合わせて足並みを揃えて行進するのは「軍隊を連想する。」という批判から、だらだら歩く形になりました。これに影響を受けて、学校の体育の授業でも「集団としての行動の指導」が削除されました。(教えなくなりました。)しかし「集団規律」「集団行動」は必要です。
 個性とか自由とか言っても、それは集団の活動や日常生活の中で発揮されなければ意味がありません。もしこの点を無視すれば、単なる自己中心的なわがままな迷惑行為です。 
 最近、集団生活に馴染めず、反発したり、教室から逃げ出したりする子どもが増えてきています。「集団規律」は、体を通して繰り返し覚えさせる教育の範疇に属することから、体育科において指導する内容です。また普段の学習にも大切なことです。運動会を通して子どもたちに身に付けさせたい大事なことだと思います。消防演習は、大変勉強になりました。

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