2019年5月4日土曜日
花だより ミズバショウ タンポポ 「言葉遣い」について
「言葉遣い」について
校長室に居ると廊下からときどき、悪い言葉遣いが聞こえてきます。
あんなに可愛かった子が「まさか、こんな乱暴な言葉づかいをするようになるとは!」と、誰しも想像できなかったことでしょう。
保育園に入ってからお友達の影響を受けたり、上に兄弟がいる子は、上の子の悪い言葉遣いを好んで使うようになります。それと案外親もつかっていたりしています。
▼「ばか」「てめえ」など乱暴な言葉を言われたときは、どうしたらよいか?
かわいい我が子がそんな言葉を口にするとびっくりします。
「なんで・・・?」「いつ覚えたの?」と、親の気持ちは穏やかではいられません。
つい子どもに、「どこでそんなこと覚えてきたの?」「またそんなこと言って!」 などと言ってしまいます。
しかし、そう言われたときの子どもの顔をよく見てください。何だか、”かまってもらえて、ちょっとうれしい”ような顔をしていませんか?
子どもは「なんだ」「かんだ」と言って、親の気を引きたいものなのです。ですから、この様な乱暴な言葉も、「子どもが親との関わりを求めるサインなんだ・・・。」と理解して、決して否定的に反応せず、肯定的に受けとめることが大切です。(全てそうとは限りませんが)
子どもは過剰に反応してくれない親を見ているうちに、知らず知らずに乱暴な言葉を使わなくなっていきます。
「”言っちゃダメ!”って言ったでしょう!」「そんな言葉は遣っちゃダメ!」などと言ったり、口をつねったり、たたいたりしないようにすることです。
普通は、しばらくすれば飽きてやめていきます。周囲は正しい言葉遣いをすることが大切です。子どもは親の言葉遣いをそっくりそのまま真似します。
「ぜんぜん、いいじゃん!」「ちょ~、よくない?」言語環境を整える
日本の言葉は、永い歴史の中で脈々と受け継がれ我が国の文化の基礎を成しています。平明で,的確で,美しく,豊かである日本語をさらに次代へと伝えていかなければなりません。しかし、現在はそのような理想的な姿が十分に実現されているとは言い難く、特に若者言葉、敬語の使い方は、「言葉の乱れ」の中で深刻な問題です。「えっ!どんな意味?そんな日本語あった?」と首を傾げることがよくあります。
「ぜんぜん、いい」ではなく「ぜんぜん、よくない」「まじっすか、ぼくてきには、いいんすけど・・・」???
“日本語は難しい?”だから使いこなす日本人は、知性や感受性が豊かだと言われています。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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