2020年5月15日金曜日
花だより イノベーションには勇気がいる ベコニア
イノベーションには勇気がいる
20年も前の話です。3学期制から2学期制に移行するとき、それぞれのメリット、デメリットを挙げて先生方や教育委員会と議論しました。
学校改革は、教室の戸の外まで来ているが、教室の中まではなかなか入り切れていないと言われていた時代に、2学期制に魅力を感じたのは、単に通知表が3回から2回になるのではなく、学期を前期と後期に分けることで、教育課程を大きく変えることができるという期待感からでした。2学期制の導入が学校改革の起爆剤になることを信じていましたが、現実は、学校行事の日程が少しずれたくらいで、大きな改革にはつながらなかったのです。学校現場の保守性?前年度踏襲主義は非常に硬いものがあります。しかし、変わらなくても何とかなるのも学校なのです。
コロナショックで9月入学が、また脚光を浴びています。しかし、6月に学校が再開すると、土曜授業や長期休業日を短縮すれば、まだ授業時数は確保できることから、大きく9月入学に舵を切ることはないと思われます。教育関係者や学校現場に意見を求めれば、たぶん反対意見が多いことでしょう。
最近目に留まったCMがあります。今や常識になっていますが、走り高跳びで初めて背面跳びをした選手、100m走で初めて手をついてスタートした選手(クラウチングスタート)の映像を使って、「イノベーションには勇気がいる」と伝えています。
9月入学に移行するにはトップの「鶴の一声」がなければ実現しないでしょう。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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