手を出さないで、やらせてください。
一人暮らしをすることになったとき、母はもちろんだが、妹までが「お兄ちゃん、一人暮らしできるの?」と心配した。
母はよく言っていた。「喜充は、朝起きてくると裸んぼうで、突っ立っているだけ、パンツも靴下もばあちゃんに履かせてもらっていた。」
ところが「技術・家庭科」の成績は良かった。理由は、裁縫は祖母と母が、木工工作は、祖父がやってくれていたからだ。ちなみに絵と習字は、父の担当だったので、夏・冬休みの作品は、完璧な仕上がりだった。先生からは、「牧野君は、器用ねえ。」と言われていた。全て、家族の世話になっていたのだから、妹が心配するのも分かる。
🤷♀️いざ一人暮らしが始まると妹が母の命を受けて様子を伺いにやってきた。「何だ、ちゃんとしてるじゃない!」と驚いた。
😁「見よう見まね」という言葉がある。祖父は、「のこぎりは、こうやって切る。カンナは、こうしたら、うまく削れる。」と教えてくれた。祖母からは、ほころびの直し方、母からは、アイロンの掛け方、洗濯物のたたみ方など、やっているのを見て覚えた。
🤦♂️先日、スキー学習のサポートをした。小学3年生だとスキーを滑る以前に、用具の着脱に時間がかかる。見かねて、手助けをしていたら、担任から、「一人でやらせてください。」と注意された。「なるほど、甘やかすといつまでたってもできない。自立の芽を摘み取るか?」と反省した。👀でも、「できないことは、やって見せないとダメだろう!」
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