先輩の校長から、「子どもたちのために何年も働いてくれた先生の異動先について、その先生の希望をできるだけ叶えてあげるように努力しなさい。」と言われたことがありました。先生方の中には、校長に言えば人事は何とかなると思っている人がいるようですが、それは間違いです。校長には、具申権(校長の考えや異動者の希望を委員会や局に詳細に申し述べることはできるが)はあっても人事権はありません。そうは言っても人事は、校長の最も大事な仕事です。最大限の努力しなければなりません。
《校長の腕の見せどころ》(北小学校の場合)
教員数の確保(加配の確保)=働き方改革=全ては「子どもたちのために」
・少人数加配 ・特別支援学級~9学級11定員の確保
・授業改善チーム推進事業 ・地域連携主体校 ・指導方法工夫改善
・初任者研修拠点校 ・退職教員活用事業 ・学力向上時間講師
・主幹教諭配置
加配を付けてもらうためには、プレゼン能力(学校経営のビジョン)が必要です。私が仕えたある校長は、毎日のように教育委員会に行っていました。人事の時期だけのお願いだけでは、聞いてくれません。
希望した加配がすべて付いたので、職員室の机が足りなくなり、職員室にあった校長用の机がなくなったことがありました。
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