終活で年賀状の数を減らしているが、毎年年賀状をくれる先生がいる。
短大を出て5年目の臨採だった先生だ。今と違って当時は、なかなか採用が厳しい時代だった。臨採だったが、指導力が買われ6年生の担任になった。
10月、1週間学校を休んだ。体調が悪いと連絡がきたが、理由は分かっていた。また、不合格通知がきたのだ。「心の整理が出来たら、出て来いよ。」と電話をした。
涙声で、「私は、子どもたちに目標に向かって努力することの大切さを伝えてきた。『やれば、できる!』と言い続けてきた。そんな私がこの様(ざま)…、子どもたちに合わす顔がない…。」すごく落ち込んでいた。
この先生は、いい先生になると確信した。次の年、仕事を一時辞め、専門学校に通い採用試験に専念したことで見事合格、晴れて教員になった。それから毎年、近況報告の年賀状が来るようになった。
初任者研修では、いつもこの話をした。教員を志望する若者が減ってきているという、待遇改善だけで本当に志望者がふえるのだろうか? 数だけ確保して、不適格教員が増えたら、現場は困る。
この先生は、いい先生になると確信した。次の年、仕事を一時辞め、専門学校に通い採用試験に専念したことで見事合格、晴れて教員になった。それから毎年、近況報告の年賀状が来るようになった。
初任者研修では、いつもこの話をした。教員を志望する若者が減ってきているという、待遇改善だけで本当に志望者がふえるのだろうか? 数だけ確保して、不適格教員が増えたら、現場は困る。
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